2002〜2003シーズンの蔵だより
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8月11日(水)
明日から16日まで所酒造はお盆休みにはいります(小売部は15、16日がお休みです)。お盆が終わるとあっという間に9月になり、9月になると仕込みの準備が始まります。まだ先の話のようですが、今から少しずつ準備を始めて、万全の態勢で酒造りに臨みたいと思います。
8月7日(土)
今日は「いびのくら純米吟醸」のビン詰をしました。このお酒はアルコール度数14.8%の純米吟醸酒でやや軽めのすっきりした味わいです。軽く冷やして飲めばスイスイと飲めるお酒です。夏はやっぱりビールという方もたまには冷酒もいかがでしょうか。お水を飲みながら飲めば体にも優しいですよ。
7月30日(金)
今週月曜日から清水小学校の先生が1人研修にみえて、今日が最後の日になりました。それで送別会と暑気払いをかねて会社でバーベキューをしました。製造業の現場は初めてということで、いろいろと新鮮だったようです。暑い中、粕詰や配達などをしてもらい、少しの期間でしたがモノづくりの現場の雰囲気を感じてもらえたと思います。今度は子供を連れて社会見学にくるとおっしゃっていました。とりあえずご苦労様でした。
7月23日(金)
今日は日本にホームステイ中のイスラエルの方(若い男性です)が地元の知り合いの方の紹介で蔵見学に来られました。簡単に蔵の中を案内して、試飲をしてもらったところ、「房島屋65%純米無ろ過生酒」を気に入ったようでした。あまり時間はありませんでしたが、日本の伝統文化の一端を感じていただけたようで、よかったと思います。
7月5日(月)
蒸し暑い日が続いています。今日は雨が降って暑さはやわらぎましたが、相変わらずじめじめとしています。鬱陶しいですが、こういう環境が、カビを利用して酒を造るという東洋の酒造りにおおいに影響していることはいうまでもありません。日本酒はもちろん、韓国のマッコリ(マッカリ、マッコルリともいう)や中国の黄酒(ホワンチュ)も麹菌を利用して酒を造ります。これに対し西洋では乾いた風土のエジプトやメソポタミアで麦芽による糖化(主にビールなどで利用される)が生み出され、それが他のヨーロッパ地域にも広まったのです。(ちなみにワインは糖化を必要としないので、この話とは関係ありません。貴腐ワインは別の意味でカビを利用してますが)
こうしてみるとお酒のもつ地域性というのはあらためて面白いな〜と思います。もちろん今では、日本酒がアメリカやオーストラリアで造られたり、ビールが日本や他のアジアの国で造られたりしていますが、たまにはこういうことに思いを馳せながら日本酒を飲むのもよいのではないでしょうか。
雨の日の日本酒というのも風情があってなかなかいいですよ。
6月14日(月)
新酒の火入れもすべて終了し、蔵の中もだいぶ片付いてきました。これからは出荷の作業(ビン詰や配達など)が中心になりますが、普段洗わない所やモノなどの洗浄もしていきます。たとえば蔵の中で使いまわしているP箱なども毎年この時期に洗ったりします。(手洗いで!)
普段使うところはもちろんですが、そうでないところも定期的に洗浄することで、蔵の中の清潔さが保たれるのです。酒質には直接関係ないようなところでもピカピカにしておくことは、食品衛生上、また社員の精神衛生上とても大切なことだと思います。夏の間に蔵をピカピカにしたいものです。
5月27日(木)
今日は「房島屋50%純米吟醸酒」のビン詰をしました。しっかりとした吟醸香とほどよく熟成した味わいが楽しめます。キレのよい純米吟醸酒ですので、これからの季節にもよいかと思います。ぜひ飲んでみてください。
5月26日(水)
今日は蔵の片付けをしながら、「房島屋純米大吟醸」の火入れをしました。4月から生原酒で販売していましたが、これから暑くなり生酒は取り扱いにも気を使うため、火入れの商品も販売することにしました。(もちろん生原酒も販売中です)火入れといっても今回は生貯蔵酒になるので、熟成感よりはフレッシュ感の方が強く、生原酒に近い味わいになっています。火入れの仕方は冷蔵庫に貯蔵してある一升瓶の生原酒をそのままお湯に入れ、お酒の温度を60度強にします。これを「びん燗」といいます。その後急冷して温度を下げます。手間はかかりますが、この方法だと生っぽさを残すことができるのです。もちろん火入れをしたからといって直射日光のあたる場所や暑い所に保存すると品質が大きく変わってしまうので、なるべく涼しい場所(できれば冷蔵庫)で保存してください。火入れと生原酒を比べるのも面白いかもしれませんね。
5月24日(月)
今日は明日ビン詰するお酒のろ過をしながら、槽(お酒をしぼる機械)の板を洗いました。槽は毎回お酒をしぼるたびにきれいに洗っているのでほとんど汚れはないのですが、秋まで使わないので最後の仕上げにすみずみまで洗います。蔵の中も半分くらい片付き、あとはホース、ポンプの殺菌、エアシューター(蒸米を送る時の太いホースのようなもの)の洗浄、蔵の中のふき掃除などをしていきます。
5月15日(土)
午後から蔵見学のお客様が1名来られました。夏でもほとんど日本酒しか飲まず(しかもほぼ毎日!)、房島屋もよく買って頂いてる方です。仕込みはもう終わっているのですが、仕込みタンクやその他の設備などの説明をして、2階の試飲スペースで試飲をしてもらいながらいろんなお話をしました。今の時期は仕込みが済んでいるので、モロミなどはありませんが、比較的時間をかけて説明できるので、じっくり蔵を見たい方にはよいかもしれません。夏と冬の酒蔵を比べるのも面白いと思います。興味のある方はお越しください。(ただし予めご連絡をお願いします。仕事の都合上お断りする場合もあります。)
5月11日(火)
連休も終わり、いよいよ初夏といった感じになってきました。蔵では全てのお酒を搾り終え、ろ過、火入れといった作業をしながら、蔵の片付け、出荷の仕事などをしています。仕込みの時期に比べると仕事のペースも落ち着いてきて、時間的にも余裕が出てきました。所酒造では10月〜3月は退社時間が5時半で、4月〜9月は5時になります。さらに夏場は休日も少し増えるのですが、それでも冬場の方が断然忙しいのです。これからは、少し仕事のペースを落として、冬場の疲れをとるようにしていきます。
4月21日(水)
ついに先週で甑倒しが終わり(やった〜)、残ってるモロミはあと2本です。これからは新酒のろ過や火入れをしつつ、蔵の後片付けをしていきます。
純米大吟醸生原酒を販売開始しました。もうすぐ房島屋取り扱い店にも並ぶはずです。このお酒は香り高く、味わいも豊かです。ぜひ一度飲んでみてください。落ち着いてきたら火入れの方も販売開始する予定です。まずは生原酒で!
4月12日(月)
今日は「上撰桜千代の春」の酒母の仕込みと1000K普通酒の粕はなしをしました。最後の酒母の仕込みです。しぼるお酒もあと3本となりました。次の上槽は「65%純米酒」の予定です。今年の酒造りはこれまで順調にきてるので、気をぬかずに最後までやりたいと思います。今日は冷蔵庫(4合瓶が300本程はいる小型のモノ)の調子が悪くすぐに修理してもらいました。機械のトラブルはいつも忘れたころにやってくるので、仕込み関係の機械も注意しなければなりません。仕込みが終わるころが一番アブナイのです。
今年初仕込みの純米大吟醸はすでにビン詰も終わり、生酒用と火入れ用に分けて貯蔵してます。ラベルができ次第販売開始しますので、もう少しお待ちください。販売開始は4月20日すぎの予定です。
3月18日(木)
今日は1000K普通酒と65%純米酒の酒母の仕込みをしました。多くの酒蔵ではそろそろ仕込みが終わる頃ですが、所酒造ではあと4本の仕込みをする予定です。4月中旬頃に甑倒し(こしきだおし。仕込み作業がおわること。ちなみに全ての酒造りが終わることを皆造(かいぞう)といいます)の予定です。もう一頑張りです。
3月13日(土)
今日は粕はなしなどをしました。所酒造では横型の自動圧搾(しぼり)機(いわゆるヤブタ式に近いものですがヤブタとは別のメーカーです)を使っていますが、お酒と酒粕を布のようなもので仕切っています。この布は脱着がとても簡単なので、毎回ていねいに洗って使用しています。毎日お酒をしぼるような蔵だとそんなに気にすることもないのですが、うちのように週に1度くらいのペースでしぼる蔵では衛生上毎回洗う必要があります。そこでこういう脱着の簡単なものを使っているわけです。酒造りは装置産業なので、システムが変わると設備なども変わってくるのです。(要するにお金がかかるのです!)なので、今までやってきたことを変えるのはなかなか大変なことなのですが、うまく時代の変化に対応しながら、酒造りをしていきたいと思います。
3月2日(火)
2本目の45%純米大吟醸をしぼっています。香り高くきれいな感じです。1本目のお酒とブレンドして、50%純米吟醸とはまた違ったエレガントな感じにしたいと思っています。3月21日(日)の「第12回美濃飛騨酒蔵の集い」に出品する予定ですので、興味のある方はぜひ飲みにきてください。
2月25日(水)
今日は総米600Kの70%純米酒の添仕込みをしました。少し暖かくなって蔵の作業もしやすくなってきました。まだまだ仕込みは続きます。
先週1本目の純米大吟醸酒をしぼりました。とても順調に発酵したので、きれいなバランスのよいお酒になりました。2本目もよい感じできてるので、とても楽しみです。できたお酒をみて販売計画をたてたいと思います。新酒の生原酒で少しビン詰するかもしれません。
2月14日(土)
今日は「房島屋純米吟醸おりがらみ」のビン詰をしました。50%純米吟醸生酒に「おり」をからめた新しい企画です。純吟無ろ過生酒よりとろっとした食感(?)が特徴です。にごり酒ほどはどろっとはしてません。数量限定で、瓶も透明感のある、おりがよくみえるきれいな瓶です。来週中に発売開始しますので、一度お試しください。
2月6日(金)
昨日からの雪で今シーズン2番目の積雪になりました。蔵の中もとても冷え込んでいます。今日は上撰のビン詰と、この前しぼって、ろ過した純米酒の火入れ(約65度で殺菌すること)をしました。これから新酒のろ過、火入れが続きます。生酒はもちろん火入れはしませんが、それ以外のお酒は火入れをして半年ほど熟成させます。そしてよりまろやかでバランスのとれたお酒になったころに出荷します。酒造りの工程はこの火入れで一段落というわけです。
純米大吟醸は順調に発酵しています。
1月29日(木)
「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」のビン詰をしました。明日販売開始です!今年は含んだ時の香りが高く、味があってバランスのよいお酒になりました。キレもよくすいすい飲めそうです。ぜひおいしいおつまみや食事と一緒に飲んでみてください。ウォッシュタイプのチーズであまりくせのないタイプのものなんかともあうかもしれませんよ。
1月27日(火)
2本目の純米大吟醸酒の留仕込みをしました。あとはゆっくり確実に発酵させていきます。これで今年の吟醸タイプのお酒は全て仕込みが終わりました。あとは純米酒や普通酒を10本ほど仕込む予定です。
午後から「50%純米吟醸酒」のブレンドをしました。今週末には「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」のビン詰をする予定です。
1月17日(土)
純米大吟醸の留仕込みをしました。これで1本目は仕込み完了です。来週末もう1本仕込んで2月下旬と3月上旬にそれぞれしぼる予定です。これから35日前後もろみ管理をしていくわけですが、この時期は冷え込まないように細心の注意をはらって発酵させます。
50%純米吟醸酒はもうすぐ2本目がしぼれそうです。ゆっくり確実に発酵しているのでキメのこまかいおいしいお酒になっていると思います。
1月14日(水)
今日は純米大吟醸の添仕込みをしました。低温でじりじりと発酵させるので、添仕込みだけ仕込みタンクとは別の小さなタンクで仕込みます。仕込みタンクだと物量が少なすぎて冷え込んでしまうからです。こんな調子で普段の仕込みとは少し作業の進め方が変わってくるのです。その分気も使います。これもおいしいお酒を造るためなのです。
50%純米吟醸は今週末くらいにしぼって来週末(かその翌週)くらいには「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」として販売する予定です。もうしばらくお待ちください。
1月10日(土)
1本目の50%純米吟醸酒をしぼりました。このお酒はもう1本の純米吟醸酒とブレンドして販売しますが、今日しぼったお酒は酸のしっかりしたふくよかな味わいになるように造りました。はたして出来上がったお酒はお米の旨みがつまっていながらも雑味のない、キレのよいお酒になりました。日本酒度+3、酸度1.6で香りもきれいです。例年どおりかそれ以上の酒質になったと思います。次のお酒も順調に発酵しているので、とても楽しみです。
来週は純米大吟醸の仕込みです。酒母は順調に発酵しています。
1月8日(木)
今日は純米酒の仲の仕込みと45%精米の純米大吟醸の酒母の仕込みを行いました。純米大吟醸は今年が初めてのお酒です。香り高く繊細な味わいのお酒にしたいと思っています。どんなお酒になるか楽しみです。
1月5日(月)
今日は仕事始めです。今年もおいしいお酒を造っていきたいと思います。仕込みは明日からまた始まりますが、今日は年明け早々「上撰 桜千代の春」のビン詰をしました。今年もどんどん飲んでもらって、どんどんビン詰をしていきたいです。明日は純米酒の仕込みです。
1月1日(木)
あけましておめでとうございます。今年もおいしいお酒を造りたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。
12月29日(月) 蔵温6℃
いよいよ今年も残りわずかとなりました。蔵の中もやっと仕込みやビン詰が一段落して配達や蔵内の掃除をしています。仕込みタンクでは50%純米吟醸酒が2本発酵を続けています。年明け早々にしぼる予定です。1月下旬には「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」として販売する予定なのでお楽しみに!今年もよいお酒になりそうですよ。
12月9日(火) 蔵温10℃
やっと冬らしい寒さになってお燗のおいしい季節になりました。蔵の中は相変わらず大忙しです。今日は「桜千代の春」のビン詰と純米吟醸酒の添仕込み用の米洗いなどをしました。吟醸などの米洗いは15Kずつ手で洗います。今日は63K洗いました。これからは気温より水温の方が暖かくなって(井戸水なので)、水仕事はそれほどつらくありませんが手荒れがひどくなってきます。春になるまで手荒れとつきあいながら酒造りをしていきます。
12月4日(木)
今日は純米吟醸酒(精米歩合50%)の仲仕込みと次の純米吟醸酒の酒母の仕込みと明日の留仕込みの米洗いをしました。今年は例年より気温が高いのでそれなりの工夫をして仕込みをしてますが、もう少し気温が下がってくれるとありがたいです。12月は仕込みだけでなく出荷の方も大忙しなのですが、おいしいお酒を造れるように社員一同頑張りたいと思います。
昨年大好評だった「房島屋65%純米無ろ過生酒」が今年もできました!まもなく販売開始しますので、お楽しみに!
11月10日(月)
11月に入り忙しい日々が続いています。仕込みと出荷の仕事におわれながら休日にはイベントの仕事がはいっていたりします。昨日はいびがわマラソンがあり6000名弱の参加者で賑わいました。地元の商店などが出店を開いていて所酒造も毎年参加しています。今年もたくさんの方がおみやげに「しぼりたて」などを買っていかれました。さすがにランナーの皆さんは走る前は試飲はしない(たまにする人もいますが)のですが、走り終わって試飲をして買っていく人が多いようです。他にも揖斐の特産品がたくさんあってそれだけでも楽しむことができます。こういう機会に揖斐川町をアピールできるとよいと思います。皆さんも揖斐川町に遊びにきてください。空気や水はきれいで、おいしい食べ物もたくさんありますよ!
10月23日(木)
今日は第5号「桜千代の春」の留仕込みを行いました。所酒造ではだいたい週に1本のペースで仕込みを行います。出荷の忙しい時期やもろみ日数の長い吟醸酒などを仕込んでいるときは少しずれたりしますが、今の時期は4本の仕込みタンクがフル稼働しています。酒母タンクでは65%純米酒の酒母が順調に発酵しています。蔵の中もかなり忙しくなってきました。
告知!
10月25(土)10:00〜16:30、26(日)9:00〜16:00の2日間、岐阜県庁周辺で「第17回岐阜県農業フェスティバル」が行われます。例年通り所酒造も「揖斐の蔵しぼりたて」(しぼったばかり!)などをもって参加します。岐阜の特産品が大集合するとても楽しいイベントなのでぜひお越しください。25日は所さんとフジイ君が、26日は社長とフジイ君がいますので、ブースにもお立ち寄りください。もちろん試飲もできますよ!
10月3日(金)
今年も仕込みが始まりました。すでに第1号は仕込みが終わり、今日は第2号の総米600K普通アル添酒の留仕込みをしました。このお酒は「しぼりたて」になる予定で、10月下旬にはしぼってビン詰ができると思いますので、お楽しみに!
今年は冷夏でお米の収穫時期が遅れたり、収穫量もやや少ないようですが、米質は問題ないようなので、今年もおいしいお酒を造っていきたいと思います。