by トコロユウ

房島屋企画醸造責任者の所さん(社内ではこうよばれてます)の日記です。房島屋に関することや、お酒に関することを、不定期に書き綴ります。

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4月25日(月)

去る4月17日岐阜駅のアクティブGで「第13回美濃飛騨酒蔵の集い」が開催されました。もはや春の風物詩となっているイベントですが、今年も300人を超えるお客様で賑わいました。思えば房島屋もこの会からスタートして6年が経ちました。年々お客様が増えるのを実感しています。さて今年は定番の「純吟無ろ過生酒」と「純米無ろ過生酒」の他に新商品の「純吟五百万石50%生酒」を出品しました。従来の純米吟醸より酸が高く、すっきりした感じの辛口酒です。基本的には火入用に造ったのですが、数量限定で生酒も詰めたので、今回は生酒を試飲してもらいました。まだ若い感じですが、おおむねよい評価だったように思います。酸というのは気にする人と全く気にしない人に分かれるので、反応をみていると面白いですね。甘・辛・酸・渋・苦(+旨)のどこを強く感じるかというのは個人差があるので、同じお酒を飲んでも全く違う意見が出ることがあります。そこが嗜好品の面白いところでもあります。ただ日本酒に詳しそうな人ほど酸を強く認識していたように思いました。こちらの意図をよく理解されているのだと思います。新ラベルも好評でホッとしました。
今年はお客様も随分若い方が多いように思いましたが、参加している蔵元や杜氏も若い人が多かったように思いました(隣が長良川の金武さんだったのには、主催者の意図を感じざるを得ませんでしたが(笑))。岐阜の酒蔵も世代交代が進んでいるのだと思います。ベテランと若手がうまくタッグを組んで、業界が盛り上がるとよいと思います。
打ち上げ、2次会も盛り上がって楽しい1日でした。

4月11日(月)

久しぶりに東京へ出張してきました。4/9に日本酒に関するシンポジウムが飯田橋のホテルで開催されたので参加したのでした。内容は第1部が吟醸酒の製造を数値管理するためのソフトの説明で第2部が輸出の現状に関する報告でした。第1部は島根県の堀江先生が、第2部は李白の田中社長、ジョン・ゴントナー氏、南部美人の久慈浩介氏がそれぞれ講演されました。全体的にとてもタメになったのですが、特に久慈さんの話は具体的で刺激的でした。ニューヨークを中心に、ロンドン、香港、台湾、中国、韓国などの日本酒の市場の様子を200枚以上(!)の資料(主に写真画像)をもとにかなり突っ込んで話してもらえました。昨夏、ニューヨークへ行った時に立ち寄った飲食店もいくつか紹介されていて、具体的なイメージをもって話を聴くこともできました。久慈さんはとても積極的に海外の市場をまわっていて、「50年後(30年後だったか?)のために今から動いているんです」という言葉が印象的でした。そのあとの懇親会では他の参加蔵元の方とも交流ができてよかったです。シンポジウム終了後、まだ9時だったので大森の「吟吟」へ飲みにいきました。「dancyu」にも紹介された人気店で、相変わらず満席でした。4/29に房島屋の会をするので、その打ち合わせもかねて行ったのですが、オーナーシェフの石橋さんに紹介された常連(?)のお客様と話が盛り上がって、気がついたら終電近くなってました。その中には某お笑いタレントのお姉さんという方もいて(だからどうということもないのですが)、面白かったです。
翌日は椿山荘で開催された「純米酒フェスティバル」に一般客として参加しました。昼夜あわせて約1300名というお客様で、チケットがとれない人が500名を超えるというマンモスイベントです。参加蔵50蔵の数百種類の純米酒と料理を楽しむという会なのですが、50蔵まわるだけで1時間以上かかってしまいました。ひとくちに純米酒といっても、多種多様なお酒があるので、やっぱり日本酒は面白いですよね。造り手としてもいくつかのお酒はとても刺激になりました。また、久しぶりに会う人もいて楽しかったです。おみやげのお酒をもらって(静岡の臥龍梅でした)岐路につきました。

3月14日(月)

昨日は「酒の中島屋」さんがお客様を30名程つれて蔵見学にこられました。2班にわけて蔵見学をした後、蔵の2階で試飲会となりました。あっというまに試飲用のお酒を飲み干した後、バスに乗って各務原の割烹「漁火」さんに到着し「蔵元を囲む会」となりました。相変わらず和気あいあいな雰囲気で、房島屋6種類をメインに飲んでもらいながらいろんなお客様と話をすることができました。いつも思うことですが、中島屋さんのお客様と話しているとお酒に対する愛情を感じます。あまりマニアックになりすぎず(一部良心的なマニアの方もいますが)、楽しくお酒を飲むということを大切にしている方が多いので、自然と酒会の雰囲気もよくなるのだと思います。酒販店の質というのはお客さんの質でもあると思います。また今回の酒会には「長良川」の金武さんも参加して、酒談義(+α)に花が咲きました。造り手としてはライバルですが、業界が盛り上がるような活動は一緒にやっていきたいですよね。酒会終了後、バスで岐阜駅近くまで送ってもらい、有志4人で「楮(こうぞ)」へ行って軽く飲み直し、ほろ酔い気分で家に帰りました。

2月20日(日)

昨夜は柳津の「酒のひろせ」さんのお店で「房島屋を楽しむ会」が開かれました。店の2階で食事をしながらの酒会で、参加者は20名程でした。最初にプロジェクターで簡単に会社と酒造りの説明をしてから、お酒を飲んでもらいました。出したお酒は6種類で、うち2種類はぬる燗にもしました。初めて房島屋を飲む方も何人かいたのですが、全体的に非常に高い評価を頂いたように思います。お酒がすすむにつれていろんな質問も出てきて、またみんなで写真をとったりして、和やかな雰囲気で時間が過ぎていきました。終了予定時間になっても誰も帰らず、しかもお酒が全てカラッポになってしまったので、お客さんの1人が店から1本房島屋を買ってきて、さらにひろせさんが1本出してきて引き続き酒会となりました。夜7時から始まった酒会ですが、結局最後の人が帰ったのは12時近かったような気がします。平均すると1人約4合くらい飲んだ感じです。さすがですね。それでも悪酔いする人もなく、皆さん無事家に帰ったようです(多分)。初めて会う人同士がお酒が縁で仲良くなるということは造り手としてとてもうれしいことです。おいしさも大事ですが、コミュニケーションツールとしてのお酒も大切にしていきたいと思います。やっぱり大勢で飲むのは楽しいですからね。
そんな感じで楽しい酒会でした。

2月13日(日)

今日は午前中岐阜市の地酒専門店「酒のますかん」さんが、料飲店「グーズ」さんと共に28名程のお客様を連れて蔵見学にこられました。毎年この時期に蔵見学をしているそうで、今年は「房島屋」と滋賀県の「喜楽長」になったようです。うちには初めて来られる方ばかりで、皆さん興味深そうに見学されていました。ハードスケジュールなので、いつもはバスの中でお弁当を食べるそうなのですが、今年はちょうどお昼の時間帯だったこともあり、うな重と地元のおつまみ(森本工房のソーセージと鮎一番の鮎の甘露煮、大好評でした)をとって、蔵の2階での昼食会となりました。予想はしてましたが、あっというまにお酒がなくなり、1時間ほどでほぼ全てなくなっていました。これからさらに滋賀まで行ってもう1軒酒蔵見学するパワーがすごいです。実は午後から僕も岐阜市で別の酒会があったので、この後大垣駅まですし詰のマイクロバスに同乗させてもらったのですが、さらにビールを飲んでる方が数名いました。別れを惜しみつつ僕は大垣駅で降りて岐阜市の「ざっぶん」へ向かいました。というわけで、午後からは酒の中島屋の「第182回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」に少し遅れて参加しました。「ざっぶん」でのこの会は季節の恒例みたいになっていて、いつも気がつくと夜になってる長期戦の酒会です。この日は「ざっぶん」をとりあえず出た後(この時点で5〜6時間経ってます)、有志10名程でカラオケへ行って、ホテルのバーへ行って、「まぐろう」でしめるという、気がついたら終電がなくなっているコースでした。仕込み中なので、少し自重しないとと思いながら、たまにはいいよなといいわけしてタクシーで帰りました。
房島屋の方は相変わらず好評で、今年の「純吟無ろ過生」と「純吟おりがらみ」は例年以上に評価が高いようです。以前と比べると洗練された感があるので、それが逆に寂しい(僕は房島屋の個性はしっかりあると思いますが)といわれる方もいますが、そんな方には今仕込んでいるもう1つの純米吟醸がよいかもしれません。酸のしっかりした、火入でうまい酒を造ろうと思っています。お楽しみに!
それにしても長い1日でした。

1月5日(水)

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年は元旦から純米吟醸を搾ることになりました。三が日は一応会社は休みなのですが、こればっかりはしょうがないので、おせちを食べつつ(お雑煮はいつもは醤油味なのに今年は味噌でした。ナゼ?)、上槽の管理もしていました。年明けから縁起がいいのか悪いのか分かりませんが、とりあえず新酒の出来は良かったので安心しました。今年はほんの少しだけ味を出そうと若干仕込み方を変えたのですが、それで酵母がいつもより元気に発酵したようです。狙いどおりといえばそうなのですが、元旦しぼりになるとは思いませんでした。来年は気をつけたいと思います(笑)。
さて、今年はいつもの純米吟醸の他に新たにもう1つ純米吟醸を仕込む予定です。より房島屋らしい個性的なお酒にしたいと思います。まだ詳しくはいえませんが楽しみにしていてください。

房島屋を始めて5年が経ちましたが、よい酒を造るためにはオーナーの「信念」と杜氏の「情熱」が必要だと改めて実感しています。今年が新たなスタートだという気持ちで、初心にかえって酒造りに励みたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします。
皆様にとってもよい年でありますように。

11月29日(月)

昨日は午後12時から愛知県一宮市の料飲店で「osake2000ka(お酒にせんか)」(携帯サイトです。pcでもみれます)という日本酒愛好会(?)の酒会があり、房島屋をもって参加しました。ここの主催者の方とメインメンバーでもある現役フライトアテンダントのUさん、その他数名の方は以前酒会でお会いしたり、酒蔵にきていただいたりしたので、顔なじみになっていて、さらに一宮の酒飲み代表Tさんも参加していて、酒談義に花が咲きました。お酒は「房島屋純米無ろ過生酒」をもっていったのですが、マイ酒燗器でぬる燗にして飲んでもらいました。最近は酒会があればこのお酒をぬる燗で飲んでもらっているのですが、とても好評です。特にある程度日本酒のキャリアのある方には大好評です。今までにはない香りと味わいだと思います。信じられないことに終了時には1.8Lが1本無くなってしまいました。参加人数は13人で、他にお酒が10数種類あったことを考えるとすごいです。っていうか皆さん飲みすぎ?でもこのお酒のぬる燗は本当においしいです。僕が言うんだから間違いありません(笑)。ぜひ一度試してみてください。
この後、酔っ払って行った3年ぶりのボーリングはひどいスコアでした。やはり人間酔うと微妙なサジ加減ができなくなりますね。まわりの皆さんも同じようでした。飲んで、汗もかいて楽しい1日でした。

11月18日(木)

昨夜はJR岐阜駅構内の料理屋「まめかな」さんで、酒の中島屋「第178回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」が開かれました。今回は始めに所酒造のお酒6種類をまとめて比較試飲してもらいました。揖斐の蔵しぼりたての仕込みタンク別の比較に始まり、房島屋の純米生、純米吟醸生、純米大吟醸生、純米火入(ぬる燗)を飲んでもらい、さらに純米生と純吟生をぬる燗にして飲んでもらいました。面白かったのは「揖斐の蔵しぼりたて」のタンク別の比較で、やっぱりタンクごとに味が全然違うということを再確認しました。同じように造っているし、アルコールも添加しているので、そんなに違わないだろうとタカをくくっていたのですが、やはり無ろ過生原酒はお酒の個性がよく出ますね。そこが怖いところでもあり、面白いところでもあります。房島屋の方は相変わらず好評で、純米無ろ過生のぬる燗も好印象だったようです。久しぶりに自分の造ったお酒をまとめて何種類も飲んだので、いろいろ考えることがあり、今年の造りに活かせることも何点かあって有意義な酒会でした。「まめかな」さんは岐阜駅の東側のアスティ1階にあって、手造りの田舎料理を楽しむことができます。お刺身、煮物から最後のお茶漬けまでヘルシーな感じで、お酒もついつい進んでしまいました。懐かしいようで、新しい感じの店ですよ。オススメ度★★★★★

11月15日(月)

仕込みも順調にすすみ、まもなく上槽予定の「房島屋純米無ろ過生酒」をはじめ、これから純米吟醸などの仕込みが始まります。今年も新しい仕込みをする予定なので、楽しみにしていてください。

昨日、郡上の酒販店「あきたや」主催の「第1回ピアノ生演奏と地酒に酔うin郡上」が大和町の道の駅内の「レストランおがたま」で開催されました。地元の「母情」や「元文」をはじめ、「三千盛」、「御代櫻」、「房島屋」、そして三重県の「作(ざく)」の蔵元や営業の方が参加して、約70名程のお客様に日本酒を楽しんでもらいました。地元のピアニストの方の生演奏を聴きながらの会でしたが、開始時刻になるや各ブースにお客様が殺到し、あっというまにお酒がなくなっていきました。1時間程してやっと落ち着いた雰囲気になったのですが、始めのうちはピアノ演奏どころではなかったかもしれません(でもピアニストの方も大の日本酒好きらしいので、許してくれるでしょう(笑))。そんな感じで、開始1時間で「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」の一升瓶がほとんどなくなってしまいました。もう1つ「房島屋純米無ろ過生酒」ももっていったのですが、例によってぬる燗でも飲んでもらい、こちらも好評でした。このイベントは今回が初めてとのことだったのですが、郡上の方の日本酒に対する思いというのはなかなか熱いものがあって、ただ酔っ払うためではなく、楽しく酔うという主旨をよく理解していた方が多かったように感じました。「あきたや」の青木さんはまだ若い(僕より年下らしい)ですが、酒蔵とのコミュニケーションをとても大切にしていて、お客様に日本酒のよさを真剣に伝えようとしている気持ちが今回のイベントの雰囲気によく出ていたような気がします。次回も是非参加したくなるような熱のこもったイベントでした。
「あきたや」は郡上市大和町にある酒販店で国道156号沿いにあります。「房島屋」の大きな日よけが目印です(笑)。
それにしても「母情」の平野さん(息子)はいい味出してました。早く結婚してください!(自爆)

9月30日(木)

9月もあっという間に過ぎて明日から10月です。仕込みも始まりだんだん忙しくなってきました。これからは酒造りに集中するので、外に飲みに行ったりすることがわりと少なくなるのですが、9月はお酒のイベントや研修などで飲む機会が何度かありました。たとえば・・・
9/16
三県合同勉強会という岐阜、三重、愛知の若手蔵元が集まって研修と交流をする会が年に一度あり、今年は岐阜の担当でした。僕は一応岐阜県青年醸友会の副会長(会長は女城主、もう1人の副会長は足立酒造)なので、初めて参加することになりました。研修はVRテクノセンターと天野エンザイムとアクア・トトと日本泉の蔵見学で、その後十八楼で懇親会となりました。二次会は「ニューナガズミ」でさらに親睦を深め、その後は各自解散ということで、僕らは7人ほどでラーメンを食べて帰りました。後で発覚したのですが、N良川のK武氏はこの時の記憶があまりないようで、自分のラーメンを食べながら僕のチャーハンを横取りしたことも覚えてないようでした。後日、奥様に怒られることになることも知らず・・・
9/19
油屋日本酒倶楽部の「特選蔵元とがんばれ地元の蔵元 楽しくお酒を飲みましょう!2004」がベルアペル各務原であり、地元の蔵元として参加しました。昨年同様大変な盛り上がりで100名ほどのお客様と楽しい時間を過ごすことができました。この会は基本的には消費者の方が企画しているので、売る側、造る側ではなく、飲む側の立場でイベントを行っているので、お客様の満足度も高いようです。日本酒愛好家のパワーをみせつけられました。イベント後懇親会があり、企画されたスタッフや他の蔵元と親睦を深めました。N良川の若奥様もきてたので、「この前K武さんにチャーハンとられたんですよ〜」といったら、「ラーメン食べるときはご飯食べないように約束したのに〜(←ダイエットさせようとしてるらしい)」とお怒りになってました。あとでK武さんに「ちくったな」と文句をいわれましたが、自業自得でしょ。この後いった中華料理屋で彼が何を食べたか確認するのを忘れたのが悔やまれます。
9/22
名城大学で開かれた「生物工学・発酵物づくり交流会」に参加しました。生物工学会の大会(主に学術的な研究発表会)が名古屋で行われるので、それにあわせて発酵関係の食品関係者もよんで、大学を中心とした研究機関と民間の交流を深めましょうといったものでした。この分野ではそうそうたる研究者や国税局(日本酒は財務省国税局の管轄)の方などがいて、僕はもっぱら同業者と話していたのですが、何と大学時代の研究室(発酵工学)の恩師もきていて、お互いびっくりしてしまいました。今でもよく卒業できたなと思うのですが(マジで)、先生は何を勘違いしたか「君はいい研究者になるよ」といわれたのを覚えています(いいことしか覚えてない)。今ではすっかり職人になってしまいましたけど。他にも愛知県の酒蔵の方や醸造関係のメーカーの方と知り合うことができて有意義な会でした。2次会でも楽しいお酒を飲むことができました。
9/26
酒の中島屋の「第176回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」が柳ヶ瀬の近くの「フィールド」で行われました。毎月恒例のこの会ですが、今回は昼の部として、料飲店向けの試飲会も行われました。房島屋の取り扱い店の方も数名いて、話が盛り上がりました。この秋はいろんなイベントで「房島屋純米無ろ過生酒」のぬる燗を大プッシュしているのですが、今回も自前のお燗器を持参して飲んでもらいました。予想通りかなりよい反応で、ふくよかな米の香りととろみ感は生酒のお燗ならではのもので、火入酒とはまた違ったお燗が楽しめます。生酒の燗は最近では少しずつ広まっていますが、昔は考えられないことでした。日本酒の楽しみ方はまだまだひろがるようです。夜の部も大盛況で20数名のお客さんで、店内は歩くのもやっとの状態でした。会終了後久しぶりに会ったお客さんと「楮(こうぞ)」へ飲みに行きました。売り切れのため房島屋がなかった(ありがたいことです)ので生ビールを飲んでいたら、N良川のK武さんもきたので、特別に店長がもっていた「長良川スパークリング」で乾杯しました。そして恐ろしいことに彼はここでもパスタとチャーハンを食べたのです(一応3人で分けたのですが)。僕が「奥さんに怒られますよ」といったら「パスタはラーメンじゃないからいい」と奥さんが聞いたら発狂しそうなセリフを口にしたのです。幸せ太りというよりは明らかに不摂生な彼。奥さん、僕はこれからも彼を監視していきますからね。と思いながら店を出たのでした。
9/27
地元の「揖斐川丘苑」で「観月演奏会」と「西美濃お座敷大楽」が行われました。「観月演奏会」は月明かりの下で雅楽を楽しむ会で、その後お座敷で芸妓さんのおどりを鑑賞しながら郷土料理を楽しむというものでした。県議会議員や揖斐川町の商工会、役場関係の方が100名ほど来ていて、僕は社長の代わり(?)に出席したので明らかに最年少でした。冷酒として「いびのくら純米吟醸」が出ていたので、お酒をもって知り合いの方についでまわりました。「昔とは味わいがちがう。飲みやすい」といわれたので、「僕が造ってますからね(エヘン)」と答えたら、「よし、じゃあ買う」ということになり、結局11本注文をとってしまいました。地元のありがたみを感じつつ、期待に応えられるようがんばるぞとも思ったのでした。2次会は「かつら寿司」が休みだったので、「だるま」へ行って(←地元の人ならわかるはず)4人で飲みなおしました。いつもとは違う雰囲気のお酒でしたが、いろいろ勉強になりました。

とこんな感じです。
実は9/11〜9/13まで友人と台湾にも行って、足つぼマッサージ(超イタかった)や台湾占い(当たってる)などをしてきました。台湾ビールを飲みながら食べる台湾料理はとてもおいしくて、かなり満足でした。また行きたいです。というわけで(何が?)これからは酒造りに集中していきたいと思います。今年も気合はいってますので、お楽しみに!

9月7日(火)

先日、日本吟醸酒協会主催の「吟醸酒を味わう会in名古屋」が名鉄ニューグランドホテルで行われ、いくつか知り合いの蔵元も参加してたので、一消費者として行ってきました。一消費者なので、あまりこまかいことは気にせず、始めのうちはひたすら飲んで食べてましたが、会場をうろうろしていたら地元の蔵元や流通関係の人にばったり会って、思わず話がはずんでしまい、気がついたら会が終了していました。もうちょっと飲みたかったのに、残念!と思いつつ、おみやげに「北雪」の大吟醸をもらった(1人に1本おみやげがつくのです。かなりお値打ち!ちなみに会費は当日券で¥5,500)ので、結構満足でした。久々に消費者に戻って(?)お酒を飲んだ気がします。やっぱりお酒のイベントは楽しいなあとしみじみ思いました。で、その後二次会(?)で、佐賀の蔵元や広島の蔵の方や名古屋の酒販店の人達と中川区にある居酒屋「Ren(蓮)」に行きました。ここには房島屋純米無ろ過生が置いてあります。メニューには「コルベットのような酒」と書いてあります。僕は車に詳しくないので、あまりイメージが湧かないのですが、マニアックで個性的というぐらいの意味だと思います。このお酒を気に入ってくれた店長はマニア受けすると思っていたらしいのですが、意外と一般の方にも好評のようだと教えてくれました。そうでしょう、そうでしょうと得意げに話しながら、冷や、常温、ぬる燗で飲み比べ、どれでもおいしいことを再確認しました(自慢)。これからは燗酒の季節ですが、このお酒のぬる燗は本当においしいです。ぜひ試してみてください。お米の香りがふくらみます。オススメです。

7月29日(木)

去る7月25日(日)、東京・五反田のゆうぽうとで「日本酒フェスティバル2004」(主催 川島酒縁の会、日本酒伝承の会)が行われました。参加蔵元53蔵、出品蔵元31蔵という大規模な日本酒のイベントです。昼の部と夜の部があり、どちらも大盛況でした。今回は「房島屋純米大吟醸生原酒」と「房島屋65%純米無ろ過生酒」をもっていったのですが、どちらも好評で、特におつまみとして持っていった森本氏のポークジャーキーと「65%純米無ろ過生酒」の相性は抜群で、皆さんにとても喜んでいただくことができました。このお酒は酸が高いのですが、食中酒としての日本酒を考えた場合、このくらいの酸があっても全く問題がないように思います。特に肉料理や油を使った料理などは、適度な酸味があった方がよいと思います。食事との相性を考えながら日本酒を選ぶようになると、もっと日本酒の味幅がひろがって、ますます日本酒が面白くなると思います。昼夜合わせて6時間のイベントで足が棒になりましたが、色んな人に出会えてとても楽しいイベントでした。

7月12日(月)

昨日は酒の中島屋の「第174回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い〜浴衣で楽しむ名酒宴会〜」が岐阜市の「ザッぶん」さんで2時から行われました。僕は浴衣をもってなかったので、ユニクロで¥2,990の浴衣とアクティブGで草履を買って参加しました。25名程のお客様で店内はいっぱいで、相変わらず熱気ムンムンの酒会でした(そして相変わらず長かった!)蔵元からも6名の参加があり、自慢の酒を皆さんに飲んでもらってました。僕は「房島屋純米大吟醸生原酒」をもっていったのですが、あっというまになくなってしまいました。最近は地元での知名度も上がってきて、昔のように「何コレ。房島屋?知らなかったけどおいしいじゃん」という反応から「房島屋飲んでるよ。今年もいいね。」という感じに変わってきました。これはうれしいことなのですが、房島屋という名前だけでは新鮮味がなくなってきたことも意味します。新たな驚きや感動を与えつつ、ブランドイメージを守ることがこれからの課題になっていくと思います。また造り手の顔がみえる工夫をもっとしなければならないのだろうとも思います。こういうことも、消費者の方と直に接しないとなかなか感じとれないので、こういう酒会は貴重なのです。もっともこの会のメンバーは房島屋に好意的な人が多く、僕としてはホームグランドにいるようで、純粋に楽しむことができました。2次会は「美濃天狗」の林社長が「カラオケに行こう!」(珍しい!)といったので、何人かで一緒に行きました。林社長は「俺は歌うまいよ」としきりに言っていたのですが、約束どおりおごってくれました。
こうして家に帰ったのは11時前で長い1日が終わりました。

7月10日(土)

海外旅行記〜ニューヨーク(とシアトル) その4(最終回) メジャーリーグとその他編〜

(前回のつづき)ニューヨークでの滞在も終了し、次はシアトルへ行くことになりました。なんとか飛行機のチェックインも済ませ、2時間遅れながらもシアトルへ向けて飛行機は出発しました。
アメリカ国内線ですが、ミネアポリスで乗り継ぎをせねばならず、一旦飛行機を降りて空港で待つことになりました。実は出発が2時間遅れた時点で、乗り継ぎの便には間に合わず、どうなるんだろうと少し疑問に思っていたのですが、格安航空券とはいえ、そういう時は振り替えの便があるだろうと思っていました。ミネアポリスで乗る予定の便名を探したら、予想通りなくてカウンターに行ったらもう一度みてこいというので、(一応誠意をみせて)もう一度みたけど当然なくて、再びカウンターに行って調べてもらい、飛行機が2時間遅れたんだとか説明を試みていたら、スタッフの顔が一瞬険しくなり「これ夜9時のフライトになってるぞ(ちなみにその時は昼の12時くらい)」といい、「なんで・・・」と絶句してから(絶句したいのはこっちだ)「どうする?」と聞かれ、どうするも何も予約したフライトと違うじゃないかと抗議をしたら、じゃあ次のシアトル行きの便のカウンターへ行けといわれて、不安になりながらそのカウンターへ行ってチケットをみせたら「これは9時のフライトだよ」といわれ「いや、ですから次の便にのりたいんですが」といったらあっさりチケットを変更してくれました。とりあえずシアトルまでは行くことができると一安心して、飛行機に乗って、指定の席に座っていたら、今度はアメリカの人(多分)が「そこは俺の席だ」といって、チケットをみたら2人ともその席で(いわゆるダブルブッキング。話にはきいていたが初体験)、結局アメリカ人が他の席に座ることになりました。いよいよシアトルに着きほっとしたのもつかの間、今度は預けた荷物が出てこなくて(これに関しては荷物だけは夜9時のフライトのままだろうと予想はしていた)、クレーム所にいったらやっぱり夜9時のフライトにのったままだろうということで、翌日取りに行くことにして、やっと空港を出ることができたのでした。(疲れた!それにしても何で夜9時のフライトになったのかは今だ不明。単なるミスか、飛行機が遅れたので余裕をもった便にしたのか(余裕持ちすぎ!))
さてシアトルですが、良い街でした。都会度でいえば岐阜と名古屋の間くらいで、カフェが多く(スターバックスやタリーズの発祥の地)、海が近くて、パイクプレイスマーケットという観光名所になっている市場も楽しかったです。また、日本人も比較的多く、日本食もおいしくて価格も良心的でした。
マリナーズの試合は2試合みましたが、イチローはいちいちかっこよくて、地元のファンに愛されているのがよくわかりました(イチローのユニフォームを着たファンが圧倒的に多かった)。2試合みれば確実に1本はヒットを打ってくれるので、ありがたい選手です(実際、1安打、1盗塁、ファインプレー2つ)。ホームランはぽんぽん出るし、上半身裸の乱入者は出るし、最後には長谷川も出てきて、僕は満足して最後の夜を過ごすことができました。セーフィコフィールドは新しい球場で、鉄骨むき出しの現代的な設計で野球場というよりはテーマパークといった感じでよかったです。飲食のバリエーションも豊富で(マリナーズしのイチロールは食べなかった。というより売り切れていた)、サービス意識が高いように思われました。また、球場の前に地ビールパブもあり、エールビールがおいしかったです。
こうして、ニューヨークとシアトルの旅は終わり、無事帰国したのでした。
そして、いろんな人にも会いました。NYに留学するという韓国の女の子やシアトルに娘さんが留学しているという女性の方(2人とも飛行機で隣だった)、シアトルでビジネススクールに通っている日本人の女の子(こうしてみると、どこの国でも女性は元気だ)や、冗談好きのホテルのコンシェルジュ、コインランドリーで世話になった中国(多分)の女の子など、普段はなかなか会えないような人に会えるのも旅行の楽しみです。
正直疲れましたが、充実した旅でした。
NYもシアトルもまた行ってみたいと思わせる都市でした。(おわり) 

7月9日(金)

海外旅行記〜ニューヨーク(とシアトル) その3 メジャーリーグとその他編〜

今回アメリカに旅行するにあたって、まず西海岸に行くか東海岸に行くか決めなければいけませんでした。西海岸ならカリフォルニアあたりでワイナリーをみて、ロスでSAKEを飲み、ドジャースとマリナーズを観る。東海岸ならやっぱりニューヨークということで、結局ニューヨークになったのですが、1つだけあきらめきれないことがあって、それはセーフィコフィールドでイチローをみたいということでした(年齢的にも今がピークだし、怪我でもされたら・・・)。しかしニューヨークからだと遠い(フライト約5〜6時間、時差3時間!)し、かといってそのためにまた日本からシアトルまで行くのもな〜(今となれば行く価値はあると断言します)と思っていたのですが、ちょうど帰りの飛行機がなかなかとれず、日程を延長しなければならなくなった(もちろん日本での話。短縮という考えはまるでなかった)ので、これならスケジュール的にも行けるんじゃないかと思って、結局両方行くことにしたのです(欲張り)。そんなわけで、今回はメッツとヤンキースとマリナーズを観るチャンスができたのです。日本でヤンキースvsメッツ(サブウェイシリーズ)とマリナーズvsパドレスのチケットをとって(なかなか高かった)あとは現地でとることにしました。まず始めはメッツの本拠地シェイスタジアム(近くには全米オープンテニスの会場もある)でメッツvsシンシナティ・レッズ(ケン・グリフィー・Jrがいるところ)を観ました。残念ながら松井稼頭夫は出場しませんでした(試合前のセレモニーでちょっとだけでてきた)が、球場はひろくて見やすく、応援しているというよりは野球をみて楽しんでいるといった感じ(もちろんホームチームなので、ほとんどの人がメッツの応援なのですが、1つ1つのプレーに対するリアクションがこまかいのです)で、ボールを打つ音もよく聞こえて(日本のように鳴り物がないので)、プレーしている選手もやりやすいだろうなと思いました。僕もにわかメッツファンになって(本当にそういう気になってきた)ピアザとかの応援をしてました。試合はメッツが負けたのですが、とても新鮮な気持ちでした。そして、翌日はヤンキースタジアムでヤンキースvsメッツ戦だったのですが、テレビの天気予報で夜から雨(絵で判断。どうみても雨マークだった)といっていたので心配していたのですが、朝起きたらよい天気で、この日はニューヨーク最終日だったので、午前中洗濯(コインランドリー)をして、昼からおみやげを買いに行って、いよいよヤンキースタジアム(地下鉄で1本)へ行ったのでした。レフト側の席だったのですが、予想どおり日本人でいっぱいで、まるで日本の球場にちらほら外国人がいるような感覚になりました。実は僕がスタジアムにはいった頃から雨が降り出していていやな感じだったのですが、でもアメリカの雨はすぐやむからな。と希望的観測で試合開始を待っていました。でも、なかなか始まらず、ホットドッグを食べたりして時間をつぶしていたのですが、1時間ほど待ってついに試合中止のアナウンスが流れました。近くにいた日本人のツアコンの人に「これって払い戻しないんですよね〜」と一応きいたら、払い戻しはなく、2日後のデーゲームに振り替えになったとのことでした。僕は明日シアトルへ旅立たなければならないので、ヤンキースのチケット代(ホテル2泊分くらい)とシアトルへの航空費、ホテル代(予約済)を比べて、やっぱりあきらめて、またNYへ来いということだなと自分を納得させホテルへ戻り、食事をして、ホテルのバーでビール(こういう時はやっぱりバドワイザー)を飲んで、明日の準備(朝8時のフライトなので、5時には出なければならない)をして寝たのでした。
ほとんど寝れずに翌朝空港へ行き、チェックインをしようと思ったらセルフサービスで、「ははあ、旅行会社の人がいってたEチケットというやつだな。でもカウンターでパスポートみせれば問題ないっていってたよな」と思ってカウンターへ行ったら自分でやれという。もちろん操作方法は英語でだいたいは分かるのですが、できればスタッフにやってもらって万全を期したい。でもやっぱり自分でやってみろという。まわりに日本人もいないし、隣のアメリカ人にきいてやり始めたらパスワードみたいのがでてきてそれらしいものを入力してもうまくいかない。スタッフにきいたら、じゃあカウンターへ行けという。だから最初からそうしたいっていってるじゃないかっと思いつつなんとかチェックインをすませて朝食を食べて、出発を待っていたのでした。この時点で、すでにトラブルの種はまかれているとも知らず・・・そして飛行機は2時間遅れて出発したのでした。つづく

7月7日(水)

海外旅行記〜ニューヨーク(とシアトル) その2 SAKE編〜

無事NYに着き、いよいよ最初のSAKEレストラン「MEGU」(62 Thomas Street)に着きました。ここは比較的新しいお店で高級店だと聞いていたのですが、まず入口にドアマン(?)みたいな人が立っていて、それとなくショーウィンドウのメニューをみてから、「ジーンズでもはいれますか?(一応英語)」ときいたら、素敵な笑顔で、「もちろんですよ、さあどうぞ!」といわれ、中に入ると階段を上がったところに受付があって女性スタッフに席に案内されました。案内される途中、階段の踊り場に99枚の日本酒のラベルが見事にディスプレイされていて、店内はおしゃれというよりはゴージャス!といった感じです。クラブのような暗い照明の中、中央には高さ1m〜2mくらいの氷の仏像彫刻が置いてあり(毎日彫るそうです!)、その上にはお寺にあるような大きな鐘がつりさげられて、奥の方ではオープンキッチンで板前(日本人)の人が寿司を握っているという日本では考えられないような演出にまず驚かされました。またスタッフの数もやたらに多くて(席数も多いのですが)きめの細かいサービスをしているようでした。僕はEdamameとSashimiとSushi4カンとSAKE(酔鯨)をグラスで注文して、SAKEのメニュー(数十種類!)などをながめていると、グラスが運ばれ、スタッフの女性が「私もこれ好きなんですよね(英語)」といいながら、お酒を注いでくれました。このスタッフはたびたび「味はどうですか」などと声をかけてくれて(ま、1人で寂しそうだったのかもしれませんが)ていねいなフレンドリーさが印象的でした。お寿司やおさしみもかなりおいしくていわゆる「なんちゃって寿司」とは明らかに違っていて、これなら日本人でも満足するだろうなというレベルでした。これでチップを含めて約100ドルで、店のサービスと客層を考えると妥当なのだと思います。日本にはないタイプの店なので、僕はとても満足しました。また来たいと思わせるお店でした。(というか行ったことを自慢したくなるお店です)
次に行ったお店は「蕎麦屋 soba-ya」(229 East 9th Street)という手打ち蕎麦を食べさせてくれるお店で、ここは日本食が多いエリアにあって、向かいには、SAKEバー「でしべる DECIBEL」(後述)があります。店の雰囲気は日本の蕎麦屋そのものです。ここにも数十種類の日本酒があって、関心したのはメニューの日本酒の説明がかなり詳しいのです。商品の写真と日本地図で蔵の位置が書いてあって、おすすめの温度帯や、味の特徴なども詳しく書いてます。またグラスも90mlくらいからボトルまで幅広く、安心して飲めるようになっています。お酒の管理もしっかりしているので、ここで、蕎麦を食べて(これがまたおいしい)、お酒を飲んでいると日本にいるような錯覚におちいるほどです(日本人のスタッフが多いこともあるのですが)。実はこのお店には2回行ったのですが、いつ行っても混んでいて、入れない人もいるほどなのです。日本人にとっては安心して食べられる店、アメリカの人にとっては本格的な日本の蕎麦と酒がお手頃に食べられる店ということなのでしょう。外国の日本食の店が総じて流行ってない(または日本人のサロンになっている)中で、NYの日本料理店のレベルの高さを実感しました。
3つめの店は国連本部の近くにある「酒蔵 SAKAGURA」(211 East 43rd Street)で今回行ったお店の中でもっともお酒の種類が多かったお店です。何と200種類近く(1つの蔵で数種類あるところもあるので、蔵の数でいうと数十蔵)あって、メニューを見るだけでも大変です。ここは日本にそのままもってきてもはやりそうな雰囲気のよいレストラン(&バー)でスタッフも日本人が多い店でした。3種類の試飲セットなんかもあって、僕はユニークセット(確か)を注文したら、発泡性の低アルや機能性をうたった低アル酒がでてきました。ここでもお酒の提供の仕方には、とにかく現地の人に飲んでもらおう、日本酒をより理解してもらおうという意識が感じられました。僕はこの店には夕食後に行ったので、食事はせず(から揚げなどの居酒屋メニューもありました)デザート(すすめられたのでおもわず。かなりおいしかったです)と日本酒ベースのカクテル(名前忘れた)を飲んで帰りましたが、料金は手頃で全く高い感じはしませんでした(ただアメリカはチップが発生するので、どうしてもそのぶん高い印象になってしまうのですが)。気軽に食事と日本酒を楽しむならこのお店はオススメです。これだけの店(しかもかなり大きい)は日本でもなかなかないように思います。
4つめのお店は本なんかにもよく出ている「でしべる DECIBEL」(240 East 9th Street)です。ここは地下1階にあって探さないとわからないような場所にあり、なおかつ夜8時からの営業なので、「夜9時以降はあまり1人で歩かない方がいいですよ」と旅行会社の人にいわれていた人間にとっては、帰りの心配(地下鉄にも乗らなければいけない)もしつつ、でも楽しみにして行ったのでした。中は10人も座ればいっぱいになるようなカウンターと奥に部屋があるような感じの店で、基本的に常連さんがきているといった感じです(とてもとおりすがりの人が入れるような雰囲気ではないです)。ここはおつまみもカジュアルで、えびせん(多分かっぱえびせん)やあられなどもあり基本的にお酒を楽しむといった雰囲気で、価格も良心的でした。僕は同郷の御代桜を飲みながら(ちなみにNYでは岐阜の酒で他に三輪酒造の白川郷とかがありました)れんこんを揚げた(焼いた?)もの(超辛)を食べ、幸せな気分になってました。ここは日本みたいにマスにあふれるほどなみなみお酒をグラスに注いでくれるので、本当に良心的です。日本人だけでなくアメリカの人にも支持される理由がわかるような気がしました。
今回はこれらの飲食店の他にリカーショップも2軒(両方ともワインがメイン)行きましたが、そこそこの種類があり、生酒や大吟醸などは冷蔵庫にはいっていて(Chilled Sake)管理もしっかりしていました。ただ消費する機会は料飲店での方が多いような印象をうけました。(あくまでも想像ですが)。要するにレストラン(高級な場合が多い)でSAKEを飲むことが1つのカルチャーになっていて、新しいものが好きなNYの人に受け入れられているといった感じではないでしょうか。もちろん飲んでおいしいことと、日本食ブームのような影響も絡んでいると思いますが。とにかく今回の旅行ではNYの飲食店のレベルの高さを実感しました。こういうレストランやバーできちんと管理されたお酒をきめこまかいサービスで提供すれば、もっと日本酒が根付いていくのだろうと思います。そして実はそれは日本でも同じことで、まだまだ日本酒の提供の仕方に改善すべき点があると思うのです。すくなくとも今回行ったお店のメニューの書き方などは参考になる部分があると思いました。
あとアメリカではマイクロブルワリー(日本でいう地ビール)が多くて、どこへ行ってもいろんなビールを飲むことができました。僕はビールもうるさい(ただ好きなだけ?)ので、とてもうれしかったです。もちろんバドワイザー(安い!)も飲みましたがメジャーリーグのボールパーク(野球場)でもいろんなビールがあってちょっとうらやましかったです。(日本の球場もあるのでしょうか?)というわけで、次回はメジャーリーグとその他編です。

7月5日(月)

海外旅行記〜ニューヨーク(とシアトル)編 その1〜

今回は(って前回は2年前のアイルランド旅行記だけですが)ニューヨーク(とシアトル)に(遊びに)行ってきました。初めての海外旅行が大学3年の時に友人と行ったロスアンゼルスだったのですが、それ以来のアメリカなので、ほぼ10年ぶりということになります。その間に世界情勢もアメリカもそして日本も大きな変化があり、今ニューヨークは一体どうなっていて、世界情勢は今後どうなるのか見に行ったのです。というのはウソで、観光して、メジャーリーグを観て、SAKEを飲んで、おいしいものが食べれたらいいなあと思って、まだ行ったことのないニューヨークに行ってみるべとなったのです。ノースウエスト航空の成田経由で名古屋空港から16時間弱(成田から約12時間30分)でNYのJFK空港に到着し、入国審査に並んでいると、さすがに人種のるつぼといわれるだけあってさまざまな人種、宗教、民族の人がいるのが服装だけでもよくわかりました。前に並んでいた人が指紋をスキャンされていたので、おおっさすがアメリカ。入国管理がきびしいぞっとすこし緊張していたら、僕はすっと通ることができました。善人そうに見えたからではなく日本のパスポートをもっていたからだと思います。こういう時は自分は日本国民なのだといやでも認識させられます。指紋押捺については今後また変化があるようですが・・・ 無事入国を終え、とりあえずマンハッタンにあるホテルへ行かなければならないので、空港で白タクの勧誘を振り切ってバスに乗り、ペンシルヴァニア駅の前にある「ホテルペンシルヴァニア(そのまんま)」に行きました。ここは歴史のある大きなホテルでニューヨークでは比較的高くない(それでも日本に比べると高い!)ホテルです。立地がいいので、観光には便利です。部屋はいたってシンプルで、バスルームには小さなバスタブとプールのシャワー室にあるような固定式のシャワーがあるのですが、このシャワーがビミョーにとまらないのです。フロントに電話するほどでもないし、戸を閉めれば音も気にならないので、様子をみることにして、翌日もそのままにしておいて外出して帰ってきたら、ピタッと止まっているのです。治ったのかと思って、シャワーを浴びようとしたら、栓がひどくしっかり閉まっていて、ただ強く閉めればよかったのねと思いつつ、こんなに強く締めたら開けるのが大変だし、バルブが痛むぞと重いながら、毎回力いっぱい締めることにしました。着いた翌日は観光案内所に行って情報を集め、地下鉄の路線図もゲットしてさあ観光だと思い、とりあえず自由の女神(お約束!)を観にいきました。行く途中にあの9.11のテロで被害にあったWTCの跡地のグランドゼロも通りました。架設工事の高架の歩行者通路からみることができるのですが、復興工事が進んでいるとはいえ、まだその傷跡を生々しく感じることができます。あの時の臨時ニュースを見たときの異様な感じはまだはっきりと覚えています。現地の当事者の悲しみとショックは僕の想像をはるかに越えていると思いますが、せめてもと思い黙祷しました。さて、自由の女神のある場所へはフェリーで行くのですが(ここでもX線検査をはじめ、厳重なチェックがありました)、船上からみるマンハッタンの風景はなかなかよくて、夢と希望をもってアメリカに渡った(あるいは渡れなかった)移民の人たちはどんな気持ちだったろうと少し考えたりもして、そういう人たちの思いが今のアメリカをつくっているのだろうとも思いました。自由の女神像もまたすばらしく、上には登れなかったのですが、よくこんなものをつくったなとその技術とコンセプトに改めて感心しました。そして今回の旅行のテーマの一つでもある「NYでSAKEを飲む」ために夜はSAKEの置いてあるレストランやバーに行きました。店とその住所は予め友人の蔵元にリストアップしてもらったのですが、土地勘がないので店の場所がよくわからず、前述の観光案内所で教えてもらおうと思って行ったら、驚くべきスピードで次々と通りの名前を書き込んで、あとは自分で探せといわれ(多分)、少し困りながら地図で探しはじめたら、意外と簡単に見つかって、さっきは不親切にみえた案内所のおじさんに感謝して、最初の店「MEGU」に行きました。
というわけで続きは次回に・・・

6月14日(月)

昨年に引き続きフルネット主催の「地方銘醸蔵利き酒会」に参加してきました。昨年同様300名以上の来場者で、大盛況でした。今年は日曜日だったこともあり一般の方も多く、反省会では、本来の商談会という主旨からするとどうかという声もありましたが、日本酒に対する意識の高い方がほとんどだったので、僕はそれほど気になりませんでした。むしろよいPRになった部分もあったと思います。今年は昨年のアイテムに加え、純米大吟醸の生と火入れが加わり、非常に反応が楽しみでしたが、おおむねよい評価だったように思います。「房島屋は酸がしっかりしているお酒」という認識も少しずつ浸透しているようにも思えました。あいかわらず「65%純米無ろ過生酒」はリピーターが続出し、寝かした方がよいだの、燗にしたいだのと議論が盛り上がってました。来場者アンケートの評価もよかったようで、首都圏でも少しずつ知名度があがるとよいし、その手ごたえをかんじました。
今回の出張では房島屋ののめる世田谷の「酒蔵 やど」(ちなみにここで蓬莱泉の空の生も飲んでしまいました)やこのイベントで知り合った大森の「吟吟」などで酒を飲み、知り合いに教えてもらった銀座コリドー街(おしゃれな飲食店がずらり。楽しいです)で有機野菜のしゃぶしゃぶなどを食べて過ごしました。財布は軽くなりましたが、充実した出張でした。

5月11日(火)

すっかり暖かくなってきました。酒造りの方も、全て搾り終えて、あとはろ過や火入れをして、蔵の片付けをするだけです。
今シーズンは22本の仕込みをおこないました。そのうち房島屋ブランドの仕込みは6本です(毎年だいたい1本ずつ増えてます)。今年は初めて純米大吟醸を仕込んだりして、例年以上に充実した酒造りができたように思います。こまかい反省点は多々あるのですが、それでも無事酒造りを終えたことで、一安心といった感じです。
その「房島屋 純米大吟醸」ですが、4月よりまず生原酒で販売していますが、大変好評のようです。価格が今までよりは高めなのでどうかなと思っていたのですが、それほど関係ないみたいです。むしろ今までよりもワンクラス上の「房島屋」を飲みたいというお客様が多く、タイミングが良かったのかもしれません。もちろん、いろんな評価があると思うので、また感想などをお寄せいただければうれしく思います。今の時点での自分の感想としては、高く華やかな香りと、力強い米の旨みがあってうまくバランスのとれたお酒だと思います。甘味を強く感じるのが予想外でしたが、後に残らないので嫌味ではないように思います。大吟醸でも「房島屋」らしい個性がでていると思います。これから熟成されて、また火入れによってどのように味が変わるか楽しみです。ぜひ一度「房島屋純米大吟醸生原酒」を飲んでみてください。

近況報告 
最近ジムに通い始めました(といってもまだ一回だけですが)。体力不足を切実に感じるようになり、このままではいかんと思って町の健康センターにあるジムで体力をつけようという計画です。ちょうど仕込みも終わって少し余裕がでてきたので、秋くらいまで続けれたらよいと思ってます。三日坊主にならないように頑張る所存です。

2月25日(水)

2月20日より「房島屋純米吟醸おりがらみ」を発売開始しました。このお酒は新商品で、50%純米吟醸生原酒に「おり」をからめて、とろみ感のあるお酒にしようと思ったのがきっかけです。あるお酒をみて面白いなあと思ったのでした。今年はうすにごりの商品が多いみたいなので、ちょっとしたトレンドなのかもしれません。その「おりがらみ」ですが、発売前から(特権ですね)自分で1週間ほど飲み続けてますが、開封してもほとんど味が崩れません。むしろ3〜4日経ったほうが味がのってくる感じさえします。また上澄みとおりをからめた状態では全く印象が変わるのが面白いです。香りが好きな人は上澄みを飲んだ方がよいでしょうし、甘味ととろみを楽しみたい人はおりをからめた方がよいかもしれません。でも飲んでるうちに自然におりがからんでくるので、最後にはしっかりおりがらみになるのですが。ただおりがからんでもわりとすっきりしてるのが意外でした。僕は少しおりがからんで、香り、味、甘味、とろみが少しずつ感じられるくらいが一番好きです。いろんな楽しみ方ができるお酒だと思います。

先日2月22日養老郵便局で酒のさいとう主催のきき酒会がありました。今日の中日新聞に載ったので、知ってるひとも多いと思いますが、西濃の酒蔵を中心に県内の6つの蔵が集まって今年の新酒などを飲んでもらいました。100名以上の来場者でとても盛況でした。意外と地元の酒を飲んだことがない人が多くもっと西濃地方のお酒をアピールしなければと思いました。最近は僕と同世代の若い造り手が増えてきてるので、お互い競争しながらうまくPRできればと思います。皆さんぜひ西濃地方の酒を飲んでください。これからいいお酒がどんどんでてくると思いますよ。

2月2日(月)

1月末より「房島屋純米吟醸無ろ過生酒」を販売開始しました。今年は昨年より1ヶ月以上早めに仕込んだのですが、酒質が大きく変わることもなく香りのきれいなキメこまかい味わいのお酒になったと思います。昨年と変えたことは、味を出すためにお米の吸水率を3〜4%上げた(味を出す→粕を少なくする→お米を溶けやすくする→吸水率を上げる)ことと、もろみ日数が昨年よりも2〜3日長くなった(もろみの最高温度があまり上がらなかったため)ことで、そのため昨年より若干味のあるお酒になりましたが基本的なテイストは変わっていません。毎年飲まれている方には今年も安心して飲んでいただけると思います。さらに今年は2月中旬頃この純米吟醸酒でより「おり」を残した「おりがらみ」を販売する予定です。「おり」があることで、よりとろみ感のある舌ざわりのお酒になると思います。初めての商品なので僕もどんな感じのお酒になるか楽しみにしています。
今年はさらに純米大吟醸酒も2本仕込んでいます。今日で7日目と17日目ですが、極めて順調に発酵している(50%純米吟醸より酵母が元気な感じがするくらいです)のでとても楽しみです。ラベルも少しグレードアップして高級感があってセンスのよいものをつくる予定なので、そちらの方もお楽しみに!高級酒は贈答に使うことも増えると思うので、中身も外見もこだわっていきたいと思います。発売時期などはまだ未定ですが、よりおいしい状態で飲んでいただけるように最良の方法を考えたいと思います。とりあえずは無事にしぼることができるようにしっかりともろみ管理をしていきます。